新しいコンテンツを作成する際、適切なボリュームをどの程度に設定すべきか悩むことは少なくありません。
コンテンツの長さには、明確な正解があるわけではなく、内容や目的、届けたい相手によって毎回考える必要があります。
今回は、コンテンツの長さをどのような観点で考えるべきかについて、読み手の「意志の強さ」という視点から解説します。
基準は読み手の「コンテンツに対する意思の強さ」
コンテンツの長さを設計するうえで重要な視点には、読み手がそのコンテンツにどれだけ強い意思を持って接しているかがあります。
つまり、読み手が
「どのような意図でこのコンテンツを開いたのか」
「どこまで情報を求めているのか」
という前提を置かずに、適切なボリュームを決めることはできません。
コンテンツの長さは、読み手の関心や期待値に合わせて調整されるべきものです。
コンテンツに対する意思が弱い場合
読み手の意思が弱い状態とは、例えばメールの開封やSNSのタイムライン上での閲覧など、明確な目的を持たずに偶然目にするケースを指します。
このような状況では、読み手がどこまで興味を持ってくれるかは予測しづらく、長い情報を提示しても最後まで読まれない可能性が高くなります。
そのため、ここでは短く要点を絞ったコンテンツで、無理のない範囲で情報を提供することが重要です。
仮に興味を持たれなかったとしても、
「今はそこまで深く知りたいわけではない」
という読み手の意思を邪魔しない構成であれば、ネガティブな印象を残すことはありません。
コンテンツに対する意思が強い場合
一方で、資料のダウンロードや詳細記事の閲覧など、明確な目的を持って情報を収集しているケースでは状況が異なります。
この場合、読み手は具体的な課題や疑問を持っており、それに対する十分な情報提供を期待しています。
そのため、コンテンツのボリュームもある程度しっかりと確保し、詳細を含めた説明が求められます。
もしここで表面的な情報しか提供できないと、
「期待していた内容と違った」
と感じさせてしまい、かえって信頼を損なうことになりかねません。
チャネルや形式に縛られずに考えよう
今回は分かりやすい例として、メールやSNS、ダウンロード資料を取り上げましたが、チャネルごとに正解を決めつける必要はありません。
重要なのは、
「このコンテンツを閲覧する瞬間、読み手の意思は強いのか、それとも弱いのか」
という前提に立って考えることです。
チャネルや形式に引っ張られるのではなく、常に読み手の視点からコンテンツのボリュームを設計することが大切です。
適切な長さで情報を提供することは、読み手にとってストレスのない、快適なコンテンツ体験につながります。

ソフトバンクに新卒入社後、法人向けセールスとしてキャリアをスタート。その後は法人マーケティングチームの立ち上げに携わり、ユーザーとしてSalesforceの活用を経験。以降、アビームおよびPwCにてSalesforceを中心としたCRM領域のDXプロジェクトに参画。構想策定から要件定義、開発、実装まで、幅広いフェーズでシステム導入プロジェクトに従事
