BtoB向けのブログを運営するにあたっては、BtoC向けのブログと同じ感覚で運用すべきではありません。
同じ指標や考え方で運営してしまうと、本来届けたい相手に、適切なコンテンツを届けることが難しくなります。
今回は、BtoBブログを運用する際の基本的な考え方について説明します。
法人向けブログのターゲットは限定的
まず前提として、法人向けのブログはターゲットが圧倒的に狭くなります。
BtoCであれば、サイトを訪れたすべての閲覧者が、将来的にサービスの購入候補者になる可能性があります。
一方で、法人向けサービスの場合、購買プロセスに関与する立場の人物が閲覧しない限り、適切な対象者に情報が届いているとは言えません。
例えば、サングラスのECサイトであれば、学生が閲覧してもユーザーになる可能性があります。
しかし、BtoB向けのサービスサイトに学生が訪れても、顧客となる可能性は極めて低いでしょう。
また、法人そのものの数が限られているため、必然的にPV数もBtoCと比べて小さなボリュームになります。
PV数を追うことによるコンテンツの歪み
評価指標としてPV数を重視しすぎると、閲覧数を単純に伸ばすことだけを目的としたコンテンツを作ってしまいがちです。
流入数を最大化するコンテンツは、本来集客したい相手ではなく、購買とは無関係なユーザーを集める方向に寄ってしまいます。
その結果、コンテンツの方向性がずれ、BtoBブログとしての価値が薄れてしまいます。
BtoBの場合、単に情報が多くの人に届けば良いわけではなく、適切な人に、適切な品質で情報を届けることが重要です。
そのため、自分たちが本当にターゲットとする相手を明確に意識し、その相手に向けたコンテンツを作る必要があります。
BtoBブログは名刺として有効
BtoBブログは、BtoCのようにPVが大きく伸びる性質のものではありません。
そのため地味に見えるかもしれませんが、短期的な目線では「名刺」のような役割を果たすものとして捉えると良いでしょう。
ブログ経由で大量の新規流入を獲得するというよりも、既存の取引先や、何らかの接点を持った相手がブログを訪れ、改めて自社のサービスや考え方、品質を理解するための場になるケースが多いからです。
つまり、BtoBブログとは、すでに面識を得た相手に対して、追加の情報を提供するための名刺のような存在となります。
BtoBブログでは、価値ある相手に確実に届くよう、長期的に情報を蓄積していくことを目指して取り組んでいきましょう。

ソフトバンクに新卒入社後、法人向けセールスとしてキャリアをスタート。その後は法人マーケティングチームの立ち上げに携わり、ユーザーとしてSalesforceの活用を経験。以降、アビームおよびPwCにてSalesforceを中心としたCRM領域のDXプロジェクトに参画。構想策定から要件定義、開発、実装まで、幅広いフェーズでシステム導入プロジェクトに従事
