マーケティングコンテンツ制作の初歩

マーケターとして初めてコンテンツ制作に関わる場合、世の中には多くの情報があふれており、何を重視して取り組むべきか迷ってしまうことがよくあります。

今回は、私自身の視点から、これからマーケターとしてコンテンツ制作を始める際に、まず何を意識すべきかについてお伝えしたいと思います。

目標から意識すると、細かいテクニック論に走りがち

まずありがちなパターンとして、最初から目標となる数値を強く意識した状態でコンテンツ制作の世界に入り込もうとするケースがあります。しかし、この進め方はあまりおすすめできません。

数字目標をスタート地点にしてコンテンツ制作を学び始めると、「どうすれば数字が伸びるのか」といった視点ばかりに引っ張られ、細かなテクニック論に目が向きがちになります。その結果、コンテンツ制作の土台となる考え方がなかなか定着しません。

「どうすれば数字が伸びるのか」を考える前に、流行や一時的なノウハウに振り回されないための考え方を身につけることが重要です。

これからコンテンツ制作に関わる場合、最初に意識してほしいのは、コンテンツの「対象者」とコンテンツの「目的」です。この2つについて、客観的な質問に対して明確に答えられる粒度で考えることから始めるとよいでしょう。

ターゲットは誰か?

「誰に向けたコンテンツなのか」が抜けているコンテンツは、結果として誰の心にも響きません。

対象者を定義するといっても、「コスト削減できます」というメッセージを「中小企業向け」に発信している、というレベルの定義では、まだ実務で活用できる粒度には達していません。

中小企業という括りではなく、どの部署に所属し、どのような課題やニーズを持っている人に向けたコンテンツなのかまで考える必要があります。

この対象者の分類を、より細かい粒度で使いこなせるようになると、ペルソナを定義し、実際の施策に活用できるマーケターのレベルに近づいていきます。

目的は何か?

目的があいまいなまま作られたコンテンツも、適切な成果を生み出すことはできません。

たとえば、「メールを送ってURLをクリックさせ、LPに誘導することが目的です」といった説明をするケースもありますが、これだけでは十分とは言えません。

最低限、「どのような心理変化や認識の変化を与えることでクリックにつなげたいのか」まで定義できなければ、コンテンツに反映すべき情報や表現を適切に選ぶことができません。

数値以前に、前提を意識する習慣を持とう

マーケターになったばかりの頃は、どうしても数値を上げることに意識が向き、テクニックに頼りがちです。

しかし、ベースとなるスキルや考え方として、「誰に届けるのか」「その目的は何か」を常に意識する癖をつけることが重要です。

この土台をしっかり固めたうえでスキルを拡充していくことで、より魅力的で一貫性のあるコンテンツ制作に取り組めるようになります。